グリーグの作品を(グリーグの作品とわかったうえで)聴いたのは、多くの方々とたぶん同じだと思うのですが、小学校の音楽の時間で「ペール・ギュント」を聴いたのが最初でした。組曲で聴いたのか、抜粋を聴いたのかは、はっきり覚えていません。「朝」を聴いて、(たぶん)生まれて初めて、音楽で体が震えました。
しばらくその体験は忘れていたのですが、中学に入って、クラスメイトの影響があって、クラシカル音楽を聴き始めました。当時はショパンがとても好きだったのですが、グリーグの名前が心のどこかに引っかかっていたのか、FMなどでグリーグの曲も探していました。レコードなどやたら買えませんでしたので。
NHKのAMラジオで当時、日曜のお昼前に「希望音楽会」という番組がありました。その番組で、グリーグが生まれ暮らしたノルウェーのベルゲンで開かれている、ベルゲン音楽祭のグリーグ・コンサートの録音が、たしか4週連続で放送されたのです。そのとき聞いた、「19のノルウェー民謡」(Op.66) が大好きになり、それ以後、グリーグの作品、とくにピアノ曲を、好んで聴くようになりました。
そういうわけで、音楽についてなにかサイトで扱うなら、私の場合、グリーグだな、と思っています。
北欧音楽のサイトはいくつか拝見してきましたが、グリーグについて、ページ数をさいてしっかり扱っているサイトは、まだ見たことがありません。
音楽の専門家ではないので、ほかのクラシカル音楽のサイトのようなことはとてもできませんが、グリーグサイトが1つ2つあっていいのでは?と訴えるつもりで、ここでなにか始めてみようかと思っております。
ごく個人的な感想みたいなことしか載せられないですけれど。