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グリーグの世界の「遠さ」

しばらく前、CD店で、
ノルウェーのピアニスト、ライフ・オーヴェ・アンスネス Leif Ove Andsnes が、
グリーグの抒情小曲集(抜粋)をグリーグ自身が弾いていたスタインウェイで録音した
輸入盤CDを見つけて、買いました。

何日か前、夜、机に向かいながらそのCDを聴いたのですが、
目の前の、本とか紙類とかが雑然としている世界ではない、
どこかぜんぜん別の所からそれが聞こえてくるような気がしました。

グリーグの曲は、ほんとに何度も何度も聴いてきましたが、
そして、とてもなじんでいる気持ちもするのですが、
そのいっぽうで、
それが、どこか、ここではないとても遠くから聞こえてくる、
そんなような気がすることがあります。

ところで、
とっくに心に染み込んでいる曲なのに、それを聴きたい..
...って、不思議ですね。
どこかから届いてくる。
届けられてくる。 2002年04月19日


 

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記事作成:さんちろく