遠い遠い夢の世界... 自由帳 2006年から2008年
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2008年11月24日 メヌエットと農夫の歌

 あらためて調べてみると、瀧廉太郎の「メヌエット」の自筆譜と出版譜との食い違いについて書いてある本や資料がないようです。自筆譜についてはいくつかの本が取り上げているのですが、食い違いがあることについては書いてありませんでした。
 出版されている「メヌエット」の楽譜は、弾いていて、あれ?と思う箇所があります。自筆譜(の写真)を見たとき、謎が解ける思いがしました。(同時に、なんでこうなったのだろう?とも思って、それが新たな謎になったのですが・・。)
 これはやはり書きたいと思います。
 
 グリーグの「農夫の歌」(抒情小曲集第8集op.65-2)をネットで調べたら、ピアノ原曲よりもセゴビアのギター版とかぺトリのリコーダーとか、アコーディオン・電子オルガン・木管アンサンブル・・・などなど、編曲物のほうがたくさん出てきました。
 私もオカリナで吹いたりしているので、この曲がそのように親しまれているのがわかる気がします。私がこの曲を知った頃は、グリーグの抒情小曲集そのものがあまり知られていなかった(忘れられていた?)時期だったので、いささか隔世の感があります。
 そうはいっても、自分が弾く以外、生でこの曲の演奏を(何の楽器であれ)聞いたことがまだありません。いつか聴くことがあればと思います。
 
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2008年11月22日 瀧廉太郎マイブーム再来につき

 久しぶりに大分県竹田市に行きました。竹灯籠のお祭り「竹楽」を見るのと、瀧廉太郎記念館を訪れるのが目的でした。
 瀧廉太郎記念館は、以前かよっていた頃にお世話になっていたスタッフの女性の方がお辞めになって新しい方が入っておられました。前のスタッフの方にも御厚意でお目にかかることができました。
 竹楽のまちかどイベントで、記念館入り口でミニコンサートが開かれ、雨の中、リコーダーやオカリナのアンサンブルの演奏が楽しめました。オカリナアンサンブルの時、たまたま入ってきたおばさま方のグループがどうもコーラスグループだったようで、琵琶湖就航の歌を演奏しているときにハミングして、いつのまにかオカリナと合唱の響きあいになりました。とてもいい時間でした。
 
 記念館をそんなふうに久しぶりに楽しんだのですが、自筆譜など瀧自身に関する新資料は特に入ってなく、私が行っていたころから全般的にあまり瀧の研究が進んでいない印象を受けました(その後、文献検索をしたりして、興味深い論文がいくつか出ているのに気づきましたが)。私も自分のホームページ(ここですが)で瀧廉太郎を取り上げておきながら何年も放置したままで、来年は瀧の生誕130年、何かすべきなのでは?と、ちょっと思い始めました。
 そこで、「憾」の自筆譜と現在出版されている楽譜との違いをめぐって自分なりに考察したページを、まずひとページ、載せてみることにしました。これは予告だけは出しておきながらまだ載せていなかったもので、実はすでにほぼ書き上げていたページなのですが、ハンドルネームでやっているサイトに載せて信用してもらえるだろうか、どこかでもっと精度の高い研究をどなたかしてらっしゃるのではないだろうか、・・などと気が退けて、本業のほうも忙しくなり、そのまま載せずにいました。
 「憾」の自筆譜について触れている文献は、海老澤 敏さんの岩波新書「瀧廉太郎 夭折の響き」など近年になって出始めていますが、その全貌について紹介しているものは大部の資料集以外にはまだなく、出版譜と自筆譜の食い違いや楽譜の「正統性」についても十分な考察がされていない状況にあるようです。来年の生誕130年は瀧廉太郎をふりかえるのに好機だと思うので、また逆にここで火がつかないと、「憾」(そして「メヌエット」もですが)の自筆譜が顧みられる機会がさらに遠ざかると思ったので、なんら役には立たないかもしれないと思いつつも、ページをアップすることにしました。
 関心をお持ちの方に御一読いただけたら幸いです。しかし、そういう方が果たしてここに気づいて訪れてくださるものなのでしょうか・・。(瀧廉太郎ページはこちらからです)
 
 「憾」「メヌエット」を自筆譜にもとづいて演奏したCDや音源があるか、探し始めましたが、まだ見つけていません。かなり新しい音源でも、通常の出版譜をもとに製作・演奏されているようです。「荒城の月」には山田耕筰の改変版でない、瀧の原作に忠実な演奏が少しありますが、「憾」や「メヌエット」もそのような演奏が聞かれる日が来るでしょうか。
 
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2008年6月15日 今日はグリーグさんの御誕生日です

昨年はグリーグイヤーで、この時期はノルウェーの情報をネットでよく見ていました。
ずいぶん昔のことのようでもあります。
 
さきごろ、NHKFMで佐藤俊介さんのグリーグヴァイオリンソナタ全曲演奏を聴きました。
最近グリーグのソナタが3曲とも取り上げられることはなかなかないので珍しいと思っていたら、昨年の録音ということでした。
ひさしぶりにグリーグのソナタのライブ録音を聴けて、うれしかったです。
とくに3番、グリーグの「陰」を強く感じさせて好演でした。
最近の演奏家でグリーグ作品に真面目に取り組んでいる人の演奏はこういう傾向のものが多いように思いますが、佐藤さんの演奏は彫りも深く、グリーグの時代のスタイルも引き継いでいるように感じられました。
こういう演奏が聴けるなら21世紀もグリーグの音楽を楽しみ続けることができそうです。
 
ゆっくりと音楽を聴いたのはひさびさでした。聴かずとも、いつも心に音楽を持って生きたいです。
 
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2008年5月7日 ピアノリレーマラソン

昨年参加したピアノリレーマラソン、今年も申込に行ったのですが、すでに定員に達していて締切でした。
・・今年はマイペースでピアノを弾きたいと思います。
 
トリスタン・ミュライユ Tristan Murail という現代フランスの作曲家の作品でいくつか好きな作品があって、いまふと思い立って、手持ちのCDで "Territoires de l'oubli"(忘却の領土)というピアノのための作品を聴いています。
聴いていると、ピアノの音とは思えないような響きが聞こえてくる瞬間があります。
フェデリコ・モンポウ Federico Mompou のピアノ曲にも「金属和音」という(らしい)独特の響きがありますが(モンポウの作品もときどき思い立って聴きます)、ピアノはまだまだ私の知らない響きをこのさき聞かせてくれそうな気がします。
 
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2007年12月31日 Closing Grieg Year

 グリーグイヤーの締めくくりの12月に、ヴェルターヴォ四重奏団の福岡公演と、NHKBSのアンスネスのバラードの放送をどちらも忘れていて聴き逃してしまいました。
 グリーグ生誕150年の1993年もそうでしたが、音楽をじっくりと味わう余裕がない1年でした。
 いつか、なんでもないときでもいいので、ベルゲンへ行けたらと思います。グリーグの家でピアノを聴けたらと思っています。
 
 今年、以前おつきあいのあったカナダの牧師さん御夫妻が日本を久しぶりに訪問され、お会いしました。
 むかし、なにかのときに御夫妻の教会で音楽会をすることになり、そのときに私がピアノが弾けるらしいということで、演奏を頼まれました。
 それまでもう何年も人前でピアノを弾いたことがなかったのですが、練習して(というか、いつも弾いていてそれしか弾ける自信がなかった)、グリーグの抒情小曲集の「ガンガル」と「農夫の歌」を弾きました。
 そのときにえらく喜ばれて、そのあとクリスマス会(だったか)で自作の賛美歌風の曲を弾かせてもらったりもしました。
 その牧師さん御夫妻から、演奏を続けるようにと言われ(そのときは、音楽の道を進め、というニュアンスで言われました)、御夫妻は日本での任期を終えられてカナダに帰られました。
 私がピアノリレーマラソンに出演したりなんたりと、たまに人前で演奏するようになったのは、それがきっかけでした。
 来日された御夫妻に、教会でグリーグのアリエッタと、ショパンのワルツ(op.64-1)を聴いていただき、自前の演奏会をするようにと言い渡されました。
 それを目指しても、それこそいつのことになるかわからないですが(というより、音楽そのものに親しむ時間をいま別の方に振り向けている状態ですが)、そういうことも考えながら少しでも音楽を聴き、演奏し続けていくように心掛けようと思っているところです。
 
 グリーグイヤーの今年はこのサイトにも手を掛けたかったですが、ブックマークページを更新した以外、ほとんど何もできずじまいでした。
 いろいろと残念な思いもありつつ、このようなペースでしか音楽に触れられない暮らしでも、音楽は響いてくると信じて、このようなペースのまま、暮れていくグリーグイヤーを送ります。
 
 そう言えば、このごろようやく、「春に寄す」を弾いて音楽に聞こえるようになってきました。
 私の、グリーグイヤーいちばんの良かったことかもしれません。
 
 どうぞよい年をお迎えください。
 
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2007年12月27日 オスカー・ピーターソンさんを悼む

 グリーグイヤー年の瀬のことを書こうかと思っていましたが、もっと年の瀬になって書くことにします。
 
 ずいぶん以前にオスカー・ピーターソン・トリオの『カナダ組曲』のことを書きましたが、ほとんど私はジャズを聴かないのですがこれだけは懐かしくてたまに聴きます。
 むかし、FMでカナダの音楽いろいろを特集していて、その当時のことでフランク・ミルズやブライアン・アダムスなどのナンバーが掛かっていましたが、その中で『カナダ組曲』の「ローレンタイド・ワルツ」を聞きました。
 なぜだかこれは忘れられません。
 上質の時間というのはこういう音楽の中を流れる時間のことではないかと思います。
 
 カナダも遠い国ですが、今年はカナダからのお客さまを福岡でお迎えしたこともあり、いつか訪ねたい場所のひとつです。
 
 オスカー・ピーターソンさんの御冥福をお祈りいたします。

 
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2007年9月10日 引き続きグリーグイヤー

ノルウェー・ベルゲンのグリーグ2007(http://eng.grieg07.no/)によると、グリーグ関連行事がこの16日まで様々とりおこなわれるそうです。
シンポジウムや合唱フェスティバルなど大規模の催しもあるようです。
 
命日9月4日の前日、3日(月)の朝日新聞朝刊「天声人語」がグリーグを取り上げていました。
グリーグと民族音楽との関わりを話題にしていました。
 
ピアノの雑誌でグリーグに関する連載企画があったようです。
現物をまだ読んでいませんが、このごろはグリーグ作品に積極的に取り組む日本のピアニストが多くなったので、こういった企画もできるようになったのでしょう。
 
日本でのグリーグイヤー記念企画も年末にかけていろいろあるようです。
グリーグ2007(日本サイト)
私は残念ながらほとんど行けそうにありません。引き続き、自分なりにグリーグの音楽を聴いたり弾いたりしていきたいと思っています。
 
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2007年9月4日 I dag minnes vi Edvard Grieg


med hans musikk
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2007年9月3日 グリーグ没後100年の日が近づく(3)

明日4日がグリーグの命日です。
生誕150年の1993年はお祝いムードでしたが、没後100年の今年は穏やかな感じがします。今年は、グリーグを「思い出す」というところに意義があるのかもしれません。
 
昨日のNHKFMグリーグ演奏会特集で、ヴァイオリンソナタ第3番をひさしぶりに放送で聴くことができました。
昔はNHKFMの演奏会録音番組でこのソナタ第3番をときどき聴くことができていたように思うのですが、この数年でほとんどかからなくなってしまいました。
演奏会に取り上げられること自体が少なくなったようにも思われます。若手のヴァイオリニストがデビューの頃にステージや録音で取り上げることがときどきあるようですが、それだけで終わって、深められることがあまりないようです。
以前書いたことがありますが、グリーグの音楽を演奏するのに大切な「何か」、グリーグの時代にはあったであろう「何か」が、今のクラシック音楽の世界からは失われているような気がします。それが失われてしまっているので、若い人たち含め今の人たちがグリーグの音楽に価値を見い出しにくいのではないかと思ったりしています。あるいは、その「何か」が音楽における価値だと見なされなくなり、顧みられなくなってしまったのかもしれませんが。
ちなみにグリーグは、あるコンサートでこのソナタ第3番の伴奏をする際、ピアノのふたを開けて演奏すると主張して譲らなかったと言われています。ヴァイオリニストがグリーグの伴奏が度を越えた音量になるのを心配していると、グリーグは、そうはしない、ノルウェー人の魂をかけて誓う、と言ったそうです(何かの輸入盤CDのブックレットに書いてありました)。
この曲の魂がどういうところにあるのかをうかがわせる話だと思います。
 
しばらくグリーグの作品を聴いたり自分で弾いたりしながら、自分がグリーグの音楽を聴くようになったころのことや、そのころに感じていたグリーグの音楽の味わいなど、ゆっくり思い出してみたいと思っています。

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2007年9月3日 グリーグ没後100年の日が近づく(2)

NHKFMでグリーグ作品をたっぷり4時間聴きました。ひさしぶりに時間を掛けて音楽を聴きました。
ペールギュントの舞台版・室内楽・歌曲等ありましたが、アンスネスの弾くバラードが聴けたのがよかったです。
グリーグのバラードは昔のゴドフスキーの演奏が好きですが、アンスネスはやっぱりこの曲に合っていると思いました。
 
今日の番組は北欧2箇所の演奏会の収録からでしたが、この同じ世界に、グリーグ作品だけを聴く、その場の人たちがグリーグの音楽だけにひたっている、そんな場所があるということが、なんだかとても不思議に感じられます。
 
と思っていたら、福岡にVertavo Quartetが来るという話を見つけました。
今年12月で、グリーグの四重奏曲がプログラムに組まれているようで、これはぜひ聴きに行きたいです。

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2007年9月2日 グリーグ没後100年の日が近づく

きょう2日(日)の午後にNHKFMでグリーグの特集(海外コンサート)をするようで、
最近FMを聴いていなかったので、聴き忘れないように気をつけたいと思っています。
私の住んでいる所はNHKFMの受信状態があまりよくなく、ノイズが気になるので
今回、針金でアンテナを作ろうと考えています。
 
9月4日がグリーグの亡くなった日だそうです。
亡くなる直前までコンサートツアーに出ようとしていたと、伝記に載っています。
 
ピアノリレーマラソンのことを書かないままでした。またあらためて書かせていただきます。
 
暑い夏でした。(まだ暑いです。)

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2007年8月5日 ピアノリレーマラソン出演

春日市のピアノリレーマラソンに参加してきました。
今年は162名が次々とステージでスタインウェイを弾きました。
約10時間聴いてきました。自分でも演奏しました。
余韻がさめないところです。
数日中に、あらためて感想など書きたいと思います。

 

2007年6月15日 グリーグさん御誕生日です

最近、トロルハウゲンからアウドゥン・カイセル Audun Kayser のグリーグピアノ編曲作品のCD (Trold 19) を購入しました。
2003年に発売になっていたものですが、以前トロルハウエンのウェブサイトでやっていたグリーグ・クイズの賞品になっていたので
それが当たらないかと何度も応募して、結局当たらずじまいに終わっていました。
思い出してようやく買いました。
25のノルウェー民謡op.17、19のノルウェー民謡op.66、そして歌曲編曲op.41-3「君を愛す」が収録されています。
カイセルの「19のノルウェー民謡」の演奏を初めて聞いてかれこれ四半世紀になりますが、
カイセルがこの間どれだけ大切にこの作品を演奏してきたかがCDから伝わってきます。
失礼になるでしょうけれど、ほんとに、旧友に再開したような心持ちです。
 
アルド・チッコリーニの演奏する抒情小曲集のCDをこのごろよく聴いています。
(Cascavelle VEL 3083, 2005年)
とてもいい味わいがあります。
第2集作品38の第3曲「メロディ」(ノルウェー語でMelodi)、
チッコリーニの演奏を聴くたび、ほんとうにメロディだなぁと思います。
 
今日はひさしぶりにNRKのウェブラジオを聴いてみようと思っています。
 

2007年4月25日 Jeg gaar i tusind tanker

ピアノリレーマラソンに出場申し込みをしました。
曲はグリーグの『19のノルウェー民謡』op.66から第18曲
"Jeg gaar i tusind tanker"
で申し込みました。
タイトルの邦訳はいろいろされていますが、今回自分で、《私は千の思いのただなかを行く》と訳してみました。
以前、「グリーグ作品随感随想」でこの曲について書いたときに、タイトルを直訳すると「私は千の思いの中を行く」となるといった話を書きましたが、
「千の風になって」が知られるようになって、ここで「千の」(=tusind) という直訳風の表現をしてもきっと通じるだろうと思いました。
当日ほかの予定が入らないことを願いつつ、練習していきたいと思います。
少し資料が整理できたら、またこの曲のことをまとまった形で書いてみたいと思っています。
 
グリーグ・イヤーということで、このごろは家で聴くのもグリーグがなぜか多いですが、
今年はシベリウス・イヤーでもありますね。
シベリウスの作品では交響曲第7番や『タピオラ』を好んで聴きます。これも福岡の演奏会で聴けたらうれしいんですが。
 
それから、グリーグ・イヤー記念で、レイフ・オーヴェ・アンスネスが日本公演でグリーグのバラードを演奏したという話をネットで読みました。
ノルウェーの作曲家の変奏曲型ピアノ作品では、グリーグのバラード、ハーラル・セーヴェルーの『バードコール変奏曲』、そしてファルテイン・ヴァーレンの変奏曲を知っていますが、どれも良い作品だと思います。
このうちヴァーレンの変奏曲をアンスネスはEMIに録音していて、この演奏がなかなかすばらしいです。
アンスネスはヴァージンのデビュー盤でニールセンのシャコンヌも録音していますが、こういった変奏曲型の作品によく取り組んでいるようですね。
セーヴェルーやヴァーレンについてもいつかゆっくりと書いてみたいです。
 

2007年4月12日 グリーグイヤーを福岡で過ごす

福岡ではグリーグ関連のイベントが開催されるという話を聞きません。
自分で何か開きたいぐらいです。
ヴァイオリンのリサイタルでソナタ3番が演奏される予定がいくつかあるようです。
 
3月13日付けの連絡帳に書いたグリーグのCDが店頭に出ていました。
ノルウェーのレーベルSIMAXとスウェーデンのBISの盤のクロスマスターということで、
他の企画ものと比べて、より現地の味のあるCDになっているのではないかと思います。
(まだ購入していません:半分以上は原盤を持っているので)
 
先日たまたま前を通りかかったギャラリーで、ノルウェーの織物展が開かれていました。
ノルウェーのトロンハイムにお住まいだったことのある大楠正子さんの作品です。
模様や織り方についていろいろ説明をいただきました。
それぞれの地方に独特の模様があるということで、
ノルウェー各地の方言(ノルウェーでは方言が大事にされている)と同じだなあと
地域固有のものを尊重するノルウェーの人たちの姿勢にあらためて感銘を受けました。
グリーグのペールギュント組曲をBGMにスライドショーも拝見させていただき、
すっかり長居をしてしまいました。
 
別サイトに書いていますが、まちなかでときどき小イベントをやったりしてきたので、
そんなふうにグリーグイベントをちっちゃく開催してもいいのかもしれないですね。
CDを聴いたり書籍を展示したり。
やって意味があるかどうかわからないですが・・。
隣町のピアノリレーマラソンが今年も開かれることになったようなので、
応募してホールでグリーグ作品を演奏できたら、
それが私にとってのグリーグイヤー最大のイベントになりそうです。
 

2007年3月27日   春に

数年前サイト内の日記帳で、グリーグの抒情小曲集の1曲1曲に寄せて
エッセイみたいなものを書いていたことがありますが、
「春に」のところで、この曲がよくわからない、という話を書きました。
今年、ときどきピアノでこの曲を弾いています。
自分なり、ですが。
 
春を迎えることができてうれしいです。
 

2007年3月13日

 
ブックマーク集「グリーグの世界」の内容が古くなったので、思いきって全面改訂することにしました。
今週末ごろには新しい内容でアップできると思います。
 
ついでに、グリーグ・イヤーのニュース記事を見つけたので、リンクを載せておきます:
Yahoo!ニュース - 音楽之友社 - 2007年は「グリーグ・イヤー」
 
さらについでに、国内盤CDでちょっとよさそうな企画物を見つけたので、それも載せておきます:
@TOWER.JP - Edvard Grieg (1843 - 1907) - グリーグ没後100年記念 「永遠のグリーグ」 -Grieg Forever / Various Artists
 

2007年3月11日

 
NHKのど自慢グランドチャンピオン大会をテレビで見て、ああいいなぁと思いました。
とても夢のある時間でした。
出演者のみなさんの歌と笑顔から何かいろんなものを受け取った感じがしています。
 
ひるがえって自分ですが、下に書いたように今年はぜひピアノリレーマラソンで
グリーグの作品を弾きたいと思って、
募集開始を待っているところで、
あらためてその思いを強くしました。
19のノルウェー民謡op.66の第18曲をと考えています。
大変な曲ですが、やっぱり自分にとって大切な曲なので、今年のこの機にしっかりと練習して自分の手でステージで弾きたいです。
 

2007年1月1日

 
今年2007年はグリーグ没後100年にあたります。
しばらくホームページ更新から遠ざかっていましたが、今年ぐらいはなんとか時間とってページを作りたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
 
昨年から始まっているグリーグ・プロジェクト2007は、ホームページブログが開設され、おりおりのイベント情報が見られるようになっています。
すでに昨年末から関東を中心にグリーグやノルウェー音楽の演奏会がいろいろと開かれているそうです。
民謡や民俗音楽も演奏されているそうで、全部聴きに行きたいぐらいです。
ベルゲンどころか東京にもろくに行けない状況ですが、何かのおりにでも演奏会に行けたらと思っています。
 
昨年のピアノリレーマラソンには出場できませんでした。
(先着順締切に間に合いませんでした)
今年はぜひ出場してグリーグの作品を弾きたいです。
 
別のサイトで書いていますが、このごろは自分の「街角活動」の一環で、大正琴やオカリナや鍵盤ハーモニカを商店街の道端で子どもたちと演奏したりしています。
子どもたちにかぎらず、もっといろんな人が音楽や楽器にふれて楽しめる、そんな機会があったらいいなあと考えているところです。
 

2006年9月2日
今度の9月4日はグリーグが亡くなって99年目の命日にあたります。100回忌ということになります。
来年が没後100年ということで、日本では「グリーグ2007年記念プロジェクト」(参考ページ)がスタートしていますが、ノルウェー本国でもおそらく記念行事がいろいろと行われたりすることでしょう。
グリーグ生誕200年の2043年には私は生きてなさそうな気がするので、来年ノルウェーに行けたらなぁと思いますが、そう思いながらも日々の事々で精一杯な毎日です。
せめてホームページに少しずつでも記事を追加していけたらと思い、ひさしぶりに書き込みました。
 
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